HIV/AIDS外来看護

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研究室紹介

島田恵 自己紹介

  • 愛媛県松山市 出身
  • 熊本大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程 卒業
  • 聖路加国際病院 3年間病棟看護師として勤務(外科病棟・混合病棟)
  • 東京医科歯科大学医学部保健衛生学科 成人(慢性期)看護学領域 文部技官(助手)として2年間勤務
  • 同領域の博士(前期)課程 修了
    修士論文「開腹術後のイレウス発症と生活行動に関する研究」(日本看護科学会誌,18(2),p.63-70,1998年)
  • 博士(後期)課程に進み、その途中でHIV/AIDSコーディネーターナース(以下CN)と出会い、エイズ治療・研究開発センターに勤務(3年間はエイズ予防財団のリサーチレジデントとして、4年目以降は看護支援調整職として) CNの仕事に従事
  • 2007年論文博士
    博士論文「A discriminative study of health-related quality of life assessment in HIV-1-infected person living in Japan using the Multidimensional Quality of Life Questionnaire for persons with HIV/AIDS」(International Journal of STD&AIDS, 15,p.107-115,2004年)
  • 2011年7月から現職
    その人が、知らなかったことを知り、できなかったことができるようになり、その人らしくさらに生き生きと生活できるようになるのをお手伝いすることが好きで、そのことに大きな喜びを感じます。「その人」とは患者さんでも学生でも…。テニスとスキー、パンとチーズとワイン、Superflyが好きです! ・ミニ講義(高校生向け)
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「HIV/AIDS看護」と「外来看護」

 HIV感染症は、性行為などによってHIV(ヒト免疫不全ウイルス:Human Immunodeficiency Virus )がCD4陽性リンパ球に感染する疾患で、徐々に免疫レベルが低下するとAIDS(後天性免疫不全症候群:Acquired Immunodeficiency Syndrome)を発症します。AIDSと診断されるのは、23種類の指定された日和見感染症(AIDS指標疾患)を発症した場合で、HIVに感染してから2,3年から10年程度で発症すると考えられています。治療法は、抗HIV薬を数種類組み合わせて内服する抗HIV療法(ART:Antiretroviral Therapym)で、これによって感染したHIVの増殖を抑制し、免疫レベルを維持するようコントロールすることを目指します。この治療法によって、HIV陽性者の皆さんは外来通院しながら治療を継続し、勉学や就労など自分の人生を生き、生活を続けることが可能になりました。しかし、HIV陽性者として生きていくことは難しいことも多いのが事実です。HIVや免疫レベルをコントロールするための通院や内服の継続、周囲の病気に対する誤解や偏見に対する不安、友人・同僚・恋人・パートナー・配偶者・両親兄弟など、大切で親密な人達との関係に影響するのではないかという恐れ、病名が自分の意図しない形で知られてしまうのではないかという心配など、様々な課題があり、それらは多くの陽性者の皆さんに共通する課題でありつつも、どのように対処するかは個人個人の事情や考え方によって個別性が求められます。そして何より、これらの課題が外来通院と内服継続に影響する可能性があることを医療者としては見逃すことができません。陽性者の方々が自分の人生を生きるために、健康を維持することは基本であり、その基本を押さえて陽性者の方々を支援するために「外来」という場所で看護ができることを考え、新しい外来看護を創造していきましょう。

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研究紹介

平成24~27年度 科学研究費補助金基盤研究(C)
慢性肝炎患者に対する外来看護システムの開発とその有効性の検討

研究の背景と目的

 WHOの報告によれば、 慢性肝炎患者数は全世界で5億人、 年間死亡者数約100万人と慢性肝炎は最も蔓延しているウイルス感染症の一つです。 本邦においても、 肝炎ウイルスキャリア数は約350万人、 慢性肝炎患者は33万人にも及び、 生命予後を左右する感染症の一つとして癌予防の観点からも全国レベルでの対策が求められています。
 B・C型肝炎は、慢性化すると肝硬変、肝細胞癌に進行し、生命予後を左右する疾患であるため、患者さんには受診と治療を継続し生涯にわたるセルフマネジメントが求められます。しかし、肝炎患者の看護は、肝機能悪化時やインターフェロン療法に関する病棟看護が中心で、患者の療養期間の大半を占めセルフマネジメントの鍵を握る外来通院中の看護については明らかにされていません。同じ慢性ウイルス感染症であるHIV感染症においては、「HIV/AIDSコーディネーターナース」による外来プライマリーナーシングの先駆例があり、外来で療養指導や相談対応を計画的に実施し多面的な成果を上げています。そこで、この先駆例をもとに慢性B・C型肝炎患者に対する外来看護システムを開発し、有効性を検討して、今後の外来看護のあり方について示唆を得ることを目的としています(4年計画)。

平成24年度 抗ウイルス療法実施中の慢性肝炎患者のアドヒアランスに関する患者対象実態調査

その他の研究については、下記をご覧ください。

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活動紹介

HIV/AIDSケア・トークサロン

 HIV/AIDS看護や外来看護に関心ある学生による自主的な勉強会(お茶を飲みお菓子をつまみながらのリラックスした会です!)を2012年11月から開始しました。
年間通して様々な活動(下記)を行っています。
 各時期・項目をクリックして、内容をご覧ください。

5月頃

○HIV抗体検査機関の見学
抗体検査を実施している機関を訪問し、検査の流れやスタッフの対応とその際の留意点などについてお話を伺い、抗体検査の現状と課題を学びます。
東京都南新宿検査・相談室

○薬害エイズ被害者の自助グループ
はばたき福祉事業団を訪問し、薬害の経験をもとに医療体制整備にどのようにつながったのか、
被害者の現状と課題についてお話を伺い、薬害やHIV/AIDS医療と看護について考えます。
社会福祉法人 はばたき福祉事業団

6月(HIV検査普及週間)

○検査普及週間 街頭キャンペーン
厚生労働省は、6月1日から6月7日までの1週間を「HIV検査普及週間」と定め、毎年、公益財団法人エイズ予防財団と協力して渋谷のハチ公周辺で街頭キャンペ ーンを 実施しており、本学の学生有志が参加しています。
2017年参加報告

○東京都エイズ・ピア・エデュケーター養成研修
東京都委託事業として東京都看護協会が主催している研修会に参加し、研修後は高校や中学校等で実際にエデュケーション活動も行います。
公益社団法人 東京都看護協会 東京都エイズ・ピア・エデュケーション

○看護系大学・大学院生のためのHIV/AIDS看護セミナー(6月の土曜日に開催予定)  
HIV/AIDS看護に関するミニレクチャー、ロールプレイ、ケーススタディなどをグループで行います。日本エイズ学会認定HIV感染症看護師や感染症看護専門看護師、HIV/AIDSコーディネーターナースなど専門家の方々もファシリテーターとして、一緒に参加します。詳細はこちら

11~12月(「12月1日世界エイズデー」を含む1か月間はエイズ予防月間)

厚生労働者や自治体、NGO等が主催する様々なエイズ予防月間普及啓発イベントに参加し、体験的にHIV/AIDSの現状や課題について学び、考えます。

○エイズ予防財団主催の街頭キャンペーン
渋谷でコンドームやパンフレットのセットを配布し、予防啓発を呼びかけます。
公益財団法人 エイズ予防財団
エイズ予防情報ネットAPI-Net

○HIV/AIDS看護に関する研修会  
エイズ診療拠点病院で、日々HIV陽性者の看護に携わっている専門家が主催する看護の研修会で、実際の場面を想定したロールプレイなどを行います。

1~2月

○先輩と『HIV/AIDS看護』について語ろう!
首都大卒業生で現在HIV/AIDS看護に携わっている先輩を招いて、なぜHIV/AIDS看護に関心を持ったのか、現在どのような看護を行っているかなど、お話してもらいます。学生が自分の進路を考える上でたくさんのヒントをいただいています。

3月

○薬害エイズ裁判和解記念集会(第3or4土曜日)
薬害エイズの記録映像や資料で事前学習をして、当事者の方々や関係者(医療者、弁護団等)と共に参加します。学生にとっては、医療者としての責任や患者さんの医療(者)に対する期待について考える、貴重な機会になります。

その他

○HIV/AIDSに関する各地の勉強会  
病院や施設などでの勉強会に学生も参加し、HIV陽性者を支援しようとする方々の疑問   や悩み、それらに取り組む姿勢などを一緒に学びます。また、支援者をどのように支援することができるかについても考えます。

○慢性疾患セルフマネジメント・ワークショップ  
セルフマネジメントプログラムをもとに行うワークショップに参加し、慢性疾患をもつ方々と触れ合いながら理解する機会とし、支援者としてセルフマネジメントをどのように支援するかについて考えます。
日本慢性疾患 セルフマネジメント協会

○HIV/AIDS関連施設の訪問や見学  
様々な対象に向けた予防啓発活動について体験的に学習します。
公益財団法人 エイズ予防財団
エイズ知ろう館
コミュニティーセンターakta
コンドマニア

エイズピアエデュケーショ
東京都看護協会のエイズピアエデュケーションのスーパーバイザーの 一人として活動に参加しています。年間数回、学校等へエデュケーション活動に伺いますが、希望者は見学することも可能です(要相談)。さらに関心が高まれば、ピア養成研修を受講してみては?

看護系大学・大学院生のためのHIV/AIDS看護セミナー

HIV/AIDS看護をキーワードに、他大学の学生間で交流できる機会を持ちたいと思います。
今後は、地方の大学生も一緒に開催できるようにしていきます。

・第5回 開催のお知らせ(pdf) 開催報告(pdfNEW

・第4回 開催のお知らせ(pdf) 開催報告(pdf

・第3回 開催のお知らせ(pdf) 開催報告(pdf

・第2回 開催のお知らせ(pdf) 開催報告(pdf

・第1回 開催のお知らせ(pdf) 開催報告(pdf

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